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技術解説2026-07-07HOLOWITS

人数カウント機能の概要:仕組みと導入のポイント

店舗や施設の出入口で入退場者数を自動把握する

人数カウント機能の概要:仕組みと導入のポイント

店舗や施設の出入口で入退場者数を把握することは、混雑状況の把握やマーケティング分析に欠かせません。スマートカメラの人数カウント機能を活用すれば、こうしたデータをリアルタイムに自動収集できます。本記事では、人数カウントの基本的な仕組みと、導入時に押さえておきたいポイントを整理します。

人数カウント機能の概要

人数カウントの仕組み

人数カウント機能は、映像内に設定した「検知ライン」を人物が通過する瞬間を捉えることで入退場を判定します。カメラは人物の頭部と肩の動きを追跡し、単に映像内に人が映っているかどうかではなく、入場・ライン越え・退場という一連の動作を認識することで、正確なカウントを実現しています。人の流れを時系列で把握するため、混雑時でも比較的安定した計測が可能です。

検知ラインによる人数カウントの動作

精度を左右する設置条件

人数カウントの精度は、カメラの設置位置や角度、検知エリアの設定に大きく左右されます。一般的な出入口では高さ4m前後が推奨され、カメラは出入口の真正面に向けて設置することが基本です。斜め方向から撮影すると、前後の人物が重なりやすく、特に混雑時には後方の人物が隠れてしまいカウント漏れが発生しやすくなります。

検知エリアは出入口全体を確実にカバーするように設定し、左右の端まで十分に延長することが重要です。エリアが狭いと、端を通過する人が検知されず、実際の人数より少なく計測されてしまいます。また、検知ラインの高さが適切でない場合、頭部と肩がラインを越える瞬間を正しく捉えられず、カウントが作動しないことがあります。設置環境に合わせて、ライン位置とエリア範囲を丁寧に調整することが求められます。

適切な設置条件の例

導入後の調整について

現場の状況によっては、設置後に細かな調整が必要になることがあります。検知ラインの高さがわずかにずれているだけでも、人物の通過を正しく判定できず、カウントが安定しなくなることがあります。また、検知エリアが狭い場合は、出入口の端を通る人を取りこぼしてしまい、混雑時ほど誤差が大きくなります。開放的なエリアでは人同士の遮蔽が起きやすく、前後の人物が重なってしまうことで検知が難しくなるケースも見られます。

こうした問題の多くはソフトウェア上の設定調整で改善できますが、カメラ自体の設置位置に原因がある場合は、物理的な再配置が必要になることもあります。たとえば、カメラが出入口の真正面を向いていなかったり、出入口から離れすぎていたりすると、人物の見え方が不安定になり、遮蔽や検知漏れが発生しやすくなります。精度が思うように安定しない場合は、まず設置位置と検知エリアの関係を見直すことが、最も効果的な改善の第一歩となります。

誤った例

誤った設置例1

誤った設置例2

まとめ

人数カウント機能は、適切な設置条件のもとで運用することで高い精度を発揮します。出入口の形状や天井高、人の流れのパターンによって最適な設定は異なるため、導入前の現場調査と初期設定の確認が安定した運用の鍵となります。設置後も状況に応じて設定を見直しながら運用することで、より信頼性の高いデータを得ることができます。

人数カウント機能の活用例

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